みやおかブログ

原材料名/ブログ(創作実話でない)

これさえ読めば大丈夫! やらずに語る、世界の労働系ゲーム厳選1024本!!

農業ゲーを代表とするはたらく乗り物、みんなの憧れである重機を運転して労働するシミュレーター系ゲーム。ヨーロッパのほうでは日本のソシャゲー並にメジャーなジャンルなのか、Steamを見ていると毎年ナンバリングタイトルがリリースされるだけでなく、このところは「そんな労働も?!」と言った具合に着実にバリエーションを増やしていっているようだ。

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直近だと3月6日にMining & Tunneling Simulatorがリリースされたところ。トンネル掘りはドワーフでなくとも憧れの職業ベスト3に入るから当然と言えますが。

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先月にはフォークリフトで倉庫作業する「リアル倉庫番」ことWarehouse and Logistics SimulatorというシムのDLCで、なぜかゾンビを轢殺するDLC: Hell's Warehouseがリリースされたというのが労働界にインパクトをもたらしたばかり。単にゾンビ要素を加えただけの安直なゲームが濫発されるこの頃ですが、「労働ゲー=真面目なシム」という常識の殻を破るというか、逆手に取った悪ノリ感はしっかりと成熟した厚いオーディエンスに支えられているからこそと言えそう。

2月末にはHumble BundleのWeekly saleに農業ゲーらのバンドルが登場しており、もはや一部のマニアゲーではなく世界的にもすっかりメジャーであることをアピール。Humble Bundle Weekly sale: Simulators! : GameDealsではreddit民の「バグ過ぎて糞ゲー、金の無駄」という叫びもこだまするほど。

まあだいたい悪いのはドイツだし、どれも基本的にエンジンの出来が悪くてクソゲー度が高くてNot Recommendedになりがちだし、似たような名前の「ナントカSimulator」というのがいろいろ出ててややこしいわけです。

なのでパブリッシャーと開発会社、及びその所在地を調べて「あのへんの奴らが作ってるのか、ふーん」と感じられる程度に以下にリストアップしてみました。プレイはしてません。


■パブリッシャー: United Independent Entertainment GmbH

(※GmbH:ゲーエムベーハー。ドイツにおける有限会社のこと)

開発: United Independent Entertainment GmbHミュンヘンドイツ連邦共和国

地底、森、空と3界の重機を制覇。本場ドイツの貫禄を見せつける。

開発: PlayWay S.A.ワルシャワポーランド共和国

開発: Actalogicリュブリャナスロヴェニア共和国)

開発: app2funデュースブルクドイツ連邦共和国

 

■パブリッシャー: Libredia(マインハウゼン、ドイツ連邦共和国

開発: Chronic Logic (サンタクルーズ、USA)

開発: Red Dot Gamesジェシュフ、ポーランド共和国)、PLAY

開発: United Independent Entertainment GmbHActalogic

開発: UIGActalogic


■パブリッシャー: PlayWay S.A.

開発: PlayWay S.A.ワルシャワポーランド共和国

開発: PlayWay S.A.Red Dot Games


■パブリッシャー: SCS Software

開発: SCS Softwareプラハチェコ共和国

重機を駆る運ちゃん、トラック大好き会社! Euro Truck Simulator 2はメタスコ79(ユーザースコア8.5)と、このジャンルにおいては比較的評判良いです。

 

■パブリッシャー: ValuSoftカリフォルニア州、USA)

開発: SCS Software

SCS Softwareが自社で販売する以前のやつ。

開発: Gabriel Entertainment (アラバマ州、USA)

  • http://cdn4.steampowered.com/v/gfx/apps/33740/capsule_sm_120.jpg John Deere: Drive Green

アメリカの農機メーカー、グリーンとイエローのカラーリングが特徴的なジョン・ディア社の実車が登場する農ゲー。Steamでは単体購入できないが、以前に入手した時にレビューを書いたので、これだけはちゃんとプレイした

 


■パブリッシャー: astragon Software GmbHメンヒェングラートバッハドイツ連邦共和国

開発: Giants Softwareチューリッヒスイス連邦

開発: TML Studiosエアフルトドイツ連邦共和国

 

■パブリッシャー: Focus Home Interactive (パンタン、フランス共和国

開発: Giants Software


■パブリッシャー: RailSimulator.com (BigSims.com

開発: RailSimulator.comカンタベリー、UK)

  • http://cdn4.steampowered.com/v/gfx/apps/24010/capsule_sm_120.jpg Train Simulator 重機の王、鉄道。(DLC多数。本体は毎年名前が更新される)

開発: Giants Software

開発: Excalibur Publishing (バンベリー、UK)


■パブリッシャー: Aerosoft GmbH(ビューレン、ドイツ連邦共和国

(所在地を見たらなんか空港のすぐそばっていうか、空港の敷地内にある会社?だからエアロソフトなのか)

開発: MR-Software GbR(ベルリン、ドイツ連邦共和国


■パブリッシャー: Paradox Interactiveストックホルムスウェーデン王国

開発: VStepロッテルダムオランダ王国


■パブリッシャー: 1C Companyプラハチェコ共和国/モスクワ、ロシア連邦

開発: SoftLab-NSKノヴォシビルスクロシア連邦


■その他

開発: Bossa Studios(ロンドン、UK)


 

まとめ

  • 1024本も無かった。
  • Steamでリリースされているのはまだほんの氷山の一角。各メーカーのサイトを見ればもっといろいろあるので、そのへん含めれば1000本くらいあるのかもしれない。

追記

冒頭に挙げた倉庫ゲーについて、プレイ動画を見てみたら

本編の方は

  • そこら中に人が歩いているのに当たり判定が無く完全スルー。せめてクラクション鳴らしたい
  • これでもかとモチベーションが湧かないレベルデザイン(荷物を一個運んだら、元の場所からもう一個持ってこいとか)
  • あまりに退屈すぎて外の駐車場の車を観察してしまう
  • 天候が変化する無駄なこだわり


これがDLCになると

  • 当たり判定の無かった歩行者がゾンビとなり接触することで轢き殺せる
  • 重機の強さに酔いしれる
  • 対ゾンビ用の爆弾などアイテムが登場してゲームっぽくなる
  • ゾンビが迫る中で運搬することにより仕事に戦術感と緊張感が生まれる

と、本編の不満点だった当たり判定と退屈さを解決するためにゾンビというのは至極まっとうな選択だったんだろうと感じられてくる。

それにしても主観視点で重機を操作できるワクワク感と裏腹に、それを使いこなして習熟していくゲーム的な喜びというようなものが徹底して盛り込まれることがないのがずいぶん特徴的に感じられる。それはやっぱり単に作りが雑だからというのが大きいだろうし、ゲームではなくシミュレーターと謳っているのもあるけれど、「いや面白いとか面白く無いとかじゃなくて、現実の作業ってこういうものじゃん?? チョーリアル」みたいな信念で作ってそうな気さえする。

ドイツらへんに詳しい人は教えてください。